ウルトラワイドギャップ半導体技術で未来を拓く 

窒化ガリウムのその先へ

窒化ガリウムが切り開いた次世代エレクトロニクスの流れを継ぎ、いま、ウルトラワイドギャップ半導体「窒化アルミニウム」が新たな可能性を拓こうとしています。

ULTEC株式会社は、この窒化アルミニウム系材料を基盤に、深紫外線レーザーダイオード、遠紫外線LED、深紫外線センサ、高耐圧パワーデバイスなど、多岐にわたる分野で世界トップレベルの技術力を誇るリーディングカンパニーです。
私たちは、ウルトラワイドギャップ半導体のポテンシャルを最大限に引き出し、これまでにない革新を社会へ届けていきます。


AlN、AlGaNなどのウルトラワイドギャップ半導体における薄膜成長からデバイス設計・製造に至るまで──
ULTECは、光デバイスからパワーデバイスに至るあらゆる領域で、革新を可能にする技術力を有しています。

深紫外線レーザーダイオード

  • 世界初の275 nm深紫外レーザーダイオード
  • 出力:1 mW超(室温動作)
  • パッケージ:TO5.6 CAN
  • エンジニアリングサンプル提供中
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四半世紀の沈黙を破る、深紫外レーザーの夜明け

青色レーザーダイオードの実現以降、次のフロンティアは「紫外」でした。しかし、その実現は長らく“不可能”とされていた領域。数多くの研究機関と企業が研究開発に注力したものの、2008年に報告された325nmを最後に、紫外レーザーダイオードの開発は沈黙を続けていました。

2019年、旭化成株式会社と名古屋大学が世界初の室温パルス発振に成功。2022年には、室温での連続発振を実現──四半世紀ぶり新たなるレーザーダイオードの誕生“紫外レーザー”に光が灯った瞬間でした。

ULTECは、このブレイクスルーを社会に届けるために、2025年に旭化成株式会社からカーブアウトしたスタートアップカンパニーです。


結晶成長 × デバイス設計 × プロトタイピング

  • AlGaN薄膜の成長、デバイス設計・試作において長年の実績
  • 単結晶AlN基板を用いた高度なデバイスプロセス技術
  • AlGaN系トランジスタおよび紫外線検出器の先端研究をリード
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デバイスを支える、4つの核心技術

レーザーダイオードの実現には、複数の高度な技術が不可欠です。
高品質な単結晶基板、精密な薄膜成長技術、安定したプロセス技術、そしてそれらを統合・制御する設計および評価技術──。
どれか一つが欠けても、最終的なデバイス性能は大きく損なわれてしまいます。

ULTECでは、これらすべての分野において世界トップレベルのエンジニアが集結し、名古屋大学CTEFsの最先端設備を活用しながら、レーザーダイオードの研究開発を強力に推進しています。